概要を突き止める

加齢臭

近年、加齢臭という言葉がよく使われています。これは昔から言われていた中高年男性特有の「お父さんの臭い」「大人の男と臭い」です。かつては当たり前の臭いであり、男らしさと考える人たちもいました。しかし近年は誰もが臭いに敏感になり、各種臭い関連商品が開発される過程において、大手化粧品メーカーである資生堂が2000年に加齢臭の概要を突き止め「加齢臭」と命名しました。研究によれば加齢臭の原因はノネナールという物質でした。ノネナールの概要は皮脂腺から分泌された脂肪酸の一種であるヘキサデセン酸が酸化されることにより生成されます。そして特有のなんとも言えない臭いを発します。中年男性に特有な臭いになるのは、喫煙や飲酒などによりノネナールの生成が助長されるためです。なお、ライオン株式会社は2008年に30歳代男性に特有な臭いの物質の概要を突き止めペラルゴン酸であることを明らかにしました。広い意味ではこれも加齢臭の原因物質ですが、加齢臭は資生堂が命名したものなので、ライオンは加齢臭とは別の物質であるとしています。今後も多くの化粧品・衛生用品関連会社が市場を開拓するために様々な臭いの仕組みや概要を突き止め、その対策商品を開発・販売することになりそうです。